TOEIC Part5 出題傾向分析と対策ポイント(1)
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※2013年4月13日最新記事をこちらに公開しました。
新公式問題集vol.1&2から、TOEIC Part5の出題傾向を分析しました!
結果は表の通り。
面白い結果ですね。
語彙問題が半分以上を占めています。
文法問題も決まった出題パターンがあるんですね。
以下、もうちょっと細かく傾向を見て行きましょう。
一つ、記事を読む前に理解いただきたいことは、
以下の出題傾向だけをおさえておけば問題が解けるわけではない、ということです。
TOEIC Part5の攻略には「語彙力+中学文法の全般的知識」が必要です。
これがなければ、そもそも問題文を読むことすらままなりません。
英語の基礎力をしっかりと付けた後に、テクニックやコツの把握のために、本記事を利用してください。
この記事が、皆様のTOEICスコアの向上に役立つことを期待します。
ポイント1 – 語彙問題
Part5は半分以上が語彙問題です。(前置詞や接続詞の問題も込み)
この種の問題は、語彙力がなければどんなに時間をかけても解くことはできません。
この問題の判別方法は「同品詞で異なる語彙が並んでいる」場合。(全部では有りません)
例えば、、、
例題:公式問題集Vol.1より
The teacher’s association has announced that the food and drinks —– supplied at the annual conference will not be provided this year.
(A) usually
(B) hugely
(C) evenly
(D) strictly
※答えは(A) usually
選択肢は、全て副詞ですがそれぞれ意味が違います。
文脈にあうものを選ばなければなりませんね。
文脈から語彙の意味を判断する問題の他にも、熟語のように使われる問題など、いくつかパターンは有りますが、結局、知っていれば解けますし、知らなければ解けません!
ポイント2 – 品詞選択
残り半分は文法問題、これらは語彙が分からなくてもテクニックでどうにかなる場合がありますが、
これにもパターンがあります。
まずは品詞選択問題、約4分の1の出題率です。
例えば、、、
例題:公式問題集Vol.1より
The recent increase in tourism has done less to improve the business of small retailers in this area than we —- predicted.
(A) original
(B) originally
(C) originated
(D) originality
※答えは(B) originally
選択肢は全てoriginの派生語で、それぞれ品詞が違います。
語彙の意味が分からなくても、文中にどの品詞が入るかが分かれば大丈夫!
例題の場合には、副詞しか入れられませんので、即答で(B)を選びます。
ポイント3 – 動詞の形
「動詞の形」も頻繁に出題されます。
主語と動詞の関係(3人称単数など)/時制(過去・現在完了など)/態(受身など)、いくつかパターンがあります。
例えば、
例題:公式問題集Vol.1より
Children who are two years old and younger are —- free of charge to most concerts and films.
(A) admit
(B) admits
(C) admitted
(D) admitting
※答えは(C) admitted
空欄の前にbe動詞のareがあるので、(A)と(B)の選択肢は消えます。
文脈とadmitの意味上、「(C) admitted=受身」しか選択することができませんね。
ポイント4 – 格
中1レベルの文法問題の割には5%もの出題率!必ず正解にしたい問題です!
選択肢からして、「格の問題だぜ!」という香りがプンプンします。
例えば、
例題:公式問題集Vol.1より
Although measures have been introduced to discourage the use of mobile telephones inside the opera house, —- effectiveness remains limited.
(A) they
(B) their
(C) them
(D) theirs
※答えは(B) their
effectiveという名詞を修飾するためには、所有格のtheirでなければいけませんね。
5秒くらいで解きたい問題!
ポイント5 – 関係詞
which, who, that, where, whenなど、関係代名詞、関係副詞などとよばれるものです。
この種の問題も選択肢を見れば大体判別できますね。
例えば、、、、
例題:公式問題集Vol.1より
Dr. Johnson is offering a three-hour workshop during —- she will share some perspective on effective time management.
(A) whose
(B) while
(C) whatever
(D) which
※答えは(D) which
a three-hour workshopが先行詞だと見抜ければ、whichを選ぶことは容易です。
ポイント6 – 比較級・最上級
比較級・最上級は約4%の出題率。毎回数問は出るでしょうから、きちんと押さえておきましょう。
例えば、、、
例題:公式問題集Vol.1より
—- all the candidates applying for the job, Mr. Wang appears to be the most promising.
(A) On
(B) Between
(C) Through
(D) Of
※答えは(D) Of
the most promisingという最上級に会う意味にするには、
「~の中で」を意味する<of + (all) + 複数名詞>を入れなければなりません。
最上級の使われ方が分かっていれば、十分対応可能な問題です!
ポイント7 – 分詞
「過去分詞や現在分詞を使った修飾」も出てきます。
例えば、、、
例題:公式問題集Vol.1より
The forethought and planning —- at each step of writing a proposal will have a direct impact on the chances of its acceptance.(A) invest
(B) invested
(C) investor
(D) investing
※答えは(B) invested
まず、主語はThe forethought and planning、述語動詞はwill haveということを判別します。
そうすれば、文脈上、過去分詞のinvestedが主語を修飾するということが見えてくると思います。
このように、選択肢として問われることはあまり多くありませんが、
各種問題文に多用されてますので、分詞はしっかり理解する必要があります。
ポイント8 – 仮定法
仮定法は、分析した全4回の模試のうち、1問しかでてきませんでした。
それも、仮定法の基礎を問う問題です。
仮定法は、高校生で習う範囲ですが、この程度であれば十分対応可能でしょう。
例えば、、、
例題:公式問題集Vol.1より
—- there had not been slight delays in the bus service to the airport, Ms. Suzuki would have caught her scheduled flight to Brussels.
(A) If
(B) Whereas
(C) Unless
(D) Even
※答えは(A) if
had not beenとwould have caughtが出てきたら、ピンとくるはず!
仮定法過去完了(~だったら・・・だったのに)ですね。
以上、TOEIC Part5の出題傾向とその対策ポイントでした。
上記の分析は、すべてTOEIC新公式問題集を元にしたものです。
今回の投稿では、TOEIC新公式問題集Vol.1&2しか扱えませんでしたが、
おいおい、Vol.3,4,5も併せて再度分析していこうと思います。
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タグ: TOEIC900点 学習法
2013年3月14日 木曜日 3:43 PM Category: おすすめの勉強法.