受身の理解のヒント1:「be interested in」を受動態(受身)で考える。

Category:理解不足の多い文法事項


「受身」の感覚、つまり、”他動詞”と”目的語”の感覚が怪しいお客様が多いので、確認しておきましょう。
受身の基本ルールはこちらをご確認ください。

※あくまで考え方の1つとして、覚えておくと便利です。
※その他、必ず理解してほしい知識について、目次はこちら

I am interested in music.
私は音楽に関心をもっている。

このフレーズを、「受身」だと思って考えてみましょう。

be interested in~:~に関心をもっている。

という熟語は、中学生の時に習う表現ですね。

「interested」とedがついていることから想像できるように、「interest」という動詞があるはずです。
辞書で調べてみると、やはりありますねー。

interest:【他動詞】(人に)関心をもたせる。
interest + 人 + in + 物事:(人)に(物事)に関心をもたせる。

他動詞interestを使って、以下の文を英文にすると、

あなたは、私に、音楽に、関心をもたせる。
You interest me in music.

となりますね。

これを受身すると、

私は、(あなたによって)音楽に、関心をもたせられる
I am interested in music (by you).

となります。

ここ重要、もう一度。

私は、(あなたによって)音楽に、関心をもたせられる
I am interested in music (by you).
(=私は音楽に関心をもっている。)

関心をもたされている、つまり、関心をもっている、ということ。
だから、「be interested in~:~に関心をもっている」と覚えさせられるのです。

「be interested in~:~に関心をもっている」とだけ単純に覚えるのではなく、論理だてて考えましょう。

「interest:他動詞、(人に)関心をもたせる」
これを受身にして、「be interested in~、~に興味をもたせられる」。
つまり「~に興味をもっている」となる。ということです。

これを覚えてしまえば、以下のような表現もしっくりくるはずです。

The news excites me. そのニュースは、私を、興奮させる。
I am excited by the news. 私は、そのニュースによって、興奮させられる。
(=私はそのニュースに興奮する。)

Walking a long distance exhausts me. 長い距離を歩くことは、私を、疲れさせる。
I am exhausted by walking a long distance. 私は、長い距離を歩くことによって、疲れさせられる。
(=私は、長い距離を歩いて疲れる。)

以上!
※もう一度言いますが、あくまで考え方の1つとして覚えておくと便利です。内容の真偽は問題にしていません。
※その他、必ず理解してほしい知識について、目次はこちら



2014年6月17日 火曜日 2:16 PM Category: 理解不足の多い文法事項.