英語は英語の語順のまま理解する

Category:英語勉強情報のまとめ, 基本文法


※このページでは、必ず理解してほしい知識やお得な情報をまとめています。目次はこちら

“5文型”まで理解したら、「英語は英語の語順のまま理解する」ということを知っておいてください。

英語と日本語は、言葉のルールが違います。
特に“語順”の違いに要注意です。

日本語は語順が曖昧なのですが、英語は日本語に比べ語順が厳格です。
これを理解せず、英文を日本語のように読み解こうとすると、複雑な英文が読めなくなってしまいます。

英文を「和訳して理解」することと「英語を英語の語順のまま理解」することには、大きな差があります。
本項で「英語を英語の語順のまま理解」することを身につけましょう!

○英語を英語の語順のまま理解する

まずは例文を見てみましょう。

– Children who are two years old and younger are admitted free of charge to most concerts and films.

和訳の場合は、「2歳以下の子供は、ほとんどのコンサートや映画に無料で入場できます。」というのが、正しい和訳になるでしょう。

しかし、通常この例文を読むときは、以下のように、英語の語順で考え理解することが必要です。

・誰は(S: 主語)
子供たちは

・どんな子供たち?(関係代名詞)
2歳かそれ以下の→子供たち
※関係代名詞、分からなくてもあとで勉強します。

・何する?(V: 動詞)
許される

・どんな風に?(修飾)
無料で

・何に?(修飾)
殆どのコンサートや映画に

英文は、誰は、何する、何を、どんな風に、何に、というように、意味ごとに塊にわけて読み解いてあげるのです。

このように考えれば、“日本語の語順として正しい和訳”にはできなくとも、英文の意味そのものは正確にとれるはずです。英文を読むときも聞くときも、常に「英語を英語の語順のまま理解」することを意識し、それに慣れましょう。

○英文は和訳をしながら読んではいけない

通常、英文を理解する際、和訳はあまりお勧めしません。なぜならば、時間と手間がかかるからです。和訳をする場合は、一度、英文を最初から最後まで全部見て、わざわざ日本語の語順に合うように並び変えて、訳さなければなりません。英文を最後まで読み、更に、日本語の語順に再構築する、という作業が必要になるのです。

しかし、私たちは、正確な和訳文が知りたいのではなく、英語の文章の意味が知りたいだけです。それをスピーディに正確におこなうには、「英語を英語の語順のまま理解」することが一番です。
正確な翻訳をするのでもない限り、和訳は考える必要はありません。

「英語を英語の語順のまま理解する」
これを速く正確に行うためにも、文型や品詞を理解する必要があります!

※このページでは、必ず理解してほしい知識やお得な情報をまとめています。目次はこちら


2013年5月2日 木曜日 8:53 PM Category: 英語勉強情報のまとめ, 基本文法.